
近年、さまざまな心の問題を抱えた方々とキリスト教会のかわりが増えています。
そこで、そうした辛さをもった人々のためのオアシスと教会がなるには、どう対処したらよいか、さらに専門家、専門機関とどう連携をとったらよいのかを、三人の臨床心理士の協力でまとめていただきました。
牧師、教職者、信徒リーダーのための簡潔で、入門的な案内書です。
特徴は、各章を構成している以下のものです。
1)心理カウンセラーから見た牧会援助のあり方と注意すべき点
2)実際に起こった五つの事例を追体験する牧会者へのインタビュー
3)専門、関係機関の理解と利用の仕方の案内
4)ご活躍中の二五名の方に実際に役立った心を理解するための参考図書紹介
きっとお役に立つと思いますので、どうぞご期待ください。
また来る4月21日(月)、「牧会塾感謝会」に続いて同じ会場で、編著者三人による「出版記念講演会」が開催されます。
追ってまたお知らせいたします。
3月末発行予定
『牧会相談の実際─カウンセラーと共に考える』
編著者 藤掛明・小渕朝子・村上純子
あめんどう選書
四六版 並製 208頁
定 価 本体1,400円+税
もくじ
第一章 教会とカウンセリング
いま教会の相談現場で起きていること
援助者としての自己吟味
相談の実際
第二章 牧会者が受けた相談事例(臨床心理士によるインタビュー)
不登校、依存症、うつ、境界性パーソナリティ障害の事例
第三章 教会を助けてくれる心の専門家
教会だけで問題を解決できなくてもかまわない
心の専門機関を適切に活用する
臨床心理士という心の専門家
第四章 心悩む人の理解と支援のためのブックガイド
─牧会者等による推薦図書75冊